SNSは、個人や企業が低コストで多くのユーザーに情報を届けられる強力な宣伝ツールです。活用するSNSの種類や投稿の内容などによって、認知拡大から購買促進、ファン化までの幅広い効果を期待できます。
そこで本記事では、SNSの宣伝方法について徹底的に解説します。メリット・デメリットや主要SNSの特徴、インフルエンサーの活用、運用ポイント、成功事例などをまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。
SNSで宣伝することは本当に効果がある?

SNSによる宣伝は、非常に効果的です。ネットユーザーの8割以上が、何らかのSNSを利用しています(※)。
SNSはインターネットユーザーが自然につながる場所で、企業やブランドの情報発信がユーザーの興味関心に沿って広がります。例えば、Instagramではビジュアル重視の投稿が購買意欲を高め、X(旧Twitter)ではリアルタイム性を生かして話題化が狙えます。
また、テレビCMやネット広告とは異なり、SNSにはユーザーが自分の意思で訪れ、共感した情報を拡散する仕組みがあります。
- 広告感が強くなりすぎず、自然な形でブランド認知を広げられる
- 低コストで始められるため、中小企業を含め多くの企業が導入している
最終的に、SNSでの宣伝は、「認知→興味→検討→購買→ファン化」という購買プロセスをスムーズに促進します。単なる広告媒体ではなく、顧客と継続的な関係を築けるマーケティング手法として、今や欠かせないツールです。
※参照元:【PDF】総務省「令和6年通信利用動向調査の結果」(4ページ)(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/250530_1.pdf)
SNSで宣伝するメリット

SNSを使った宣伝には、コスト面や拡散力、顧客とのコミュニケーションなどのメリットがあります。テレビCMや紙媒体の広告とは異なり、少ない予算から始められ、ターゲット層に直接届けられるのが特徴です。
ここでは、SNSによる宣伝の代表的な5つのメリットを分かりやすく解説します。
無料から始められる
まず無料で始められることが、SNS宣伝の大きな魅力です。InstagramやX(旧Twitter)、TikTokなどのSNSでは、アカウントを作るだけで投稿を始められ、基本的には費用がかかりません。
例えば、小規模な飲食店が季節限定メニューの写真を投稿するだけでも、地域のネットユーザーに広がり、来店を期待できます。
- テレビCMのように数百万円単位の費用を必要としない
- 無料または少額で運用できるため、中小企業や個人事業主でも始めやすい
- 広告費をかけなくても、工夫次第で多くの人に情報を届けられる
したがって、SNSは宣伝コストを抑えながら集客できる効果的なツールです。ただし、SNS広告には費用がかかりますので、後ほど詳しく解説します。
ターゲットに合わせて発信しやすい
ネットユーザーの「属性」や「興味・関心」などを軸にして発信できる点も、SNSで宣伝するメリットです。
- 年齢や性別、地域、趣味、ライフスタイルなどを軸にしてターゲットを絞り込める
- 自社の商品やサービスに興味・関心を抱くユーザー層に情報を届けられる
例えば、Instagramでは「美容」「ファッション」「カフェ」などのジャンルでフォロワーを集めやすく、TikTokでは「若年層向けのトレンド商品」や「エンタメ性の高いコンテンツ」が効果的です。また、有料のSNS広告を活用すれば、ユーザーの行動データに基づいて、興味・関心を持ちそうなターゲット層だけに配信することも可能です。
以上のように、「誰に」「どんな内容を」発信するかを明確に設定できるため、無駄を減らしてマーケティングを展開できます。
顧客とコミュニケーションできる
SNSでは、宣伝するだけではなく、顧客とコミュニケーションがとれます。
- コメントやDM(ダイレクトメッセージ)の機能で、顧客の声を聞ける
- 感謝の返信や質問への対応を通じて、信頼関係を築ける
例えば、SNS上で自社商品を試している写真を投稿したアカウントを見つけた際に、企業アカウントから「いいね」や「リポスト」で反応することで、ユーザーが「見てもらえた」と感じ、ブランドへの好感度が高まります。
コミュニケーションの積み重ねが顧客のファン化を促し、リピーターや口コミによる新規顧客の獲得も期待できます。SNSによる宣伝は一方通行の広告ではなく、企業と顧客が会話できる双方向のマーケティング手法です。
口コミ・拡散が起きやすい
SNSは拡散性に優れており、投稿が「いいね」や「シェア」「リポスト」されることで、短時間で多くのユーザーに広がります。特に、ユーザーが自発的に発信する「口コミ」の信頼度は高く、第三者のリアルな声として他のユーザーに強く響くのです。
例えば、SNSで話題性のある投稿やユーモアを交えたキャンペーンを実施すると、拡散が一気に加速します。
- SNS上でバズが起これば、小さな企業でも一夜にして多くの人に認知を広げられる
- ユーザーからの信頼を獲得できれば、コストをかけずとも広告塔の役割を果たしてくれる
口コミの拡散こそ、SNSならではの大きな魅力です。
効果測定がしやすい
SNSでは効果測定がしやすいため、データに基づいて改善策を実行できます。各プラットフォームには「インサイト」や「アナリティクス」と呼ばれる分析機能があり、投稿ごとの閲覧数やいいね数、クリック数、フォロワーの増減数などを確認できるからです。
例えば、「どの時間帯に投稿すると反応が良いか」「どんなハッシュタグが効果的か」といった情報を数値で把握することで、次の施策に活かせます。
- Googleアナリティクスや広告マネージャーでCVまで追跡できる
- データに基づき運用改善すれば、数字で成果と課題を把握できる
SNSによる宣伝は、改善を重ねながら成果を伸ばせる科学的なマーケティング手法です。
SNS宣伝のデメリットと注意点

SNSによる宣伝には多くのメリットがありますが、成果を上げるためには注意点を理解しておく必要があります。炎上や運用コストの増加、逆効果などのデメリットを正しく把握しておくことが重要です。
ここでは、SNS宣伝における代表的な4つのデメリット・注意点を解説します。
炎上リスクへの配慮が必要
まず注意すべき点は、炎上リスクへの配慮です。SNSはユーザーがコメントや拡散を自由にできる開かれた空間であるため、投稿の内容や表現が誤解されると、一気に批判が拡散してしまう危険性があります。
特に、社会的に敏感なテーマやネガティブなユーモアは誤解を招きやすく、ブランドイメージの低下に直結します。
- 差別的・不適切な表現は炎上につながる
- 投稿前に複数人でチェックし、社会的背景に配慮することが重要
- 批判が出た際は、誠実な対応で信頼回復を図る
SNSによる宣伝では、発信の「自由」と同時に「責任」も伴うことを常に意識しましょう。
成果が出るまでに時間がかかる
SNSによる宣伝では、短期間で劇的な成果が出るとは限りません。アカウント開設直後はフォロワーが少なく、投稿を見てもらえる機会が限られるため、一定の期間をかけて育てていく必要があります。
SNSは、継続的な発信と信頼関係の構築によって効果を発揮する媒体です。
- 週数回の投稿を継続するとフォロワー増加・エンゲージメント向上につながる
- 継続発信するアカウントほどアルゴリズムで優先表示されやすい
- 成果には時間がかかるため、コツコツ続けることが重要
SNSで宣伝する際は、短期的なマーケティング戦略というよりも、中長期的なブランディング戦略として取り組むことが重要です。
運用に工数がかかる
SNSの運用には、見た目以上に時間と労力を要します。
- 投稿企画から撮影・デザイン・文案・投稿・分析まで、多くの作業工程が必要
- 継続運用には担当者の配置やチーム体制の構築が不可欠
例えば、1本のInstagram投稿を作る場合でも、画像編集やキャプション作成に1〜2時間以上かかることがあります。さらに、コメントへの返信や分析業務を含めると、毎日数時間をSNS運用に充てることも珍しくありません。そのため、片手間で運用しても効果が出にくく、更新が滞るリスクも高まります。
SNSによる宣伝効果を得るためには、「社内に専任担当者を配置するか」「外部のSNS運用代行会社に委託するか」を検討し、工数に見合った体制を整えることが重要です。
更新が止まると逆効果になることも
SNSユーザーからの信頼を高めるためには、継続的な発信が必要です。更新が止まると「この会社は活動していないのでは?」という印象を与え、逆効果になることがあります。
特に、イベントやキャンペーンで一時的に投稿を増やしてから急に発信が途絶えると、ユーザーの関心が離れてしまうリスクが高まります。
- 長期間更新しないアカウントは検索・表示で不利になる
- アクティブなアカウントほど優先的に表示される
- 投稿頻度が下がると自然にリーチも減少する
SNS運用では、継続的に投稿を続ける覚悟が大切です。無理のない投稿スケジュールを設計し、週1回でも定期的に発信を続けることで、信頼性とブランド価値の向上につながります。
SNS宣伝に使われる主要SNSの特徴と相性

SNSのプラットフォームごとに、利用者層や拡散の仕組みなどが異なります。宣伝効果を高めるためには、自社の目的や商材に合ったSNSの選定が必要です。
ここでは、Instagram・X(旧Twitter)・TikTok・YouTube・LINEといった主要SNSの特徴と相性を解説します。
Instagram|世界観を伝えやすくブランド・美容・飲食向け
Instagramは、ブランドの世界観を伝えやすいSNSです。
- 写真や動画を通じてブランドの世界観を直感的に伝えられる
- 特に、ファッション・美容・飲食などの業界との相性が良い
- デザイン性の高い投稿ほど、ユーザーの共感を得やすい
例えば、飲食店が季節限定メニューを美しく撮影してInstagramアカウントに投稿すれば、ユーザーの「行ってみたい」「食べてみたい」といった感情を引き出せます。さらに、ストーリーズやリールなどの機能を活用することで、リアルタイム感のある情報発信も可能です。
Instagramは、ビジュアル重視でファンを魅了する宣伝に適しています。
X(旧Twitter)|拡散性が高くトレンドと相性が良い
X(旧Twitter)は、拡散性が高いSNSです。
- トレンドに敏感なユーザーが利用している
- 投稿がリポストや引用ポストによって広がりやすい
- 短時間で、多くのユーザーに情報を届けられる
- リアルタイム性を生かしたキャンペーンやイベントを告知できる
例えば、企業が新商品の発売日に合わせてハッシュタグキャンペーンを行うと、ユーザーの投稿を通じて自然に情報が広がります。顧客のリアクションをダイレクトに把握できる点が魅力です。
Xは、話題を作り出したり、トレンドに乗ったりすることで注目を集める宣伝に適しています。
TikTok|短尺動画での認知拡大に強い
TikTokは短尺動画を中心としたSNSです。
- 特に若年層のユーザーに人気がある
- 数十秒の動画でテンポよく商品やサービスの魅力を伝えられる
- 一瞬で印象を残すことができる
例えば、飲食店が調理シーンをリズミカルな音楽とともに投稿したり、美容室がヘアカットのビフォー・アフターを公開したりすることで、拡散されやすくなります。TikTokのアルゴリズムは興味・関心に基づいて動画をおすすめするため、フォロワーが少なくても再生回数が伸びるのが特徴です。
TikTokは、スピード感のある認知拡大を狙う宣伝に適しています。
YouTube|深い理解・比較検討に強い
YouTubeは、他のSNSに比べて長尺コンテンツが中心のSNSです。
- ユーザーに商品の魅力や使用感をしっかり伝えられる
- 動画検索経由で情報を探すユーザーにリーチでき、購買検討層へ訴求しやすい
例えば、家電メーカーが製品のレビュー動画を投稿したり、美容ブランドが商品の使い方を解説するチュートリアル動画を公開したりすることで、ユーザーの信頼を得られます。また、YouTubeは検索エンジンとしての側面もあり、Google検索にも動画が表示されるため、SEO効果も期待できます。
YouTubeは、商品・サービスの理解や信頼関係の構築を重視した宣伝に合います。
LINE|リピート施策・顧客フォローに最適
LINEは、日本国内で圧倒的なユーザー数を誇るSNSです。
- 既存顧客との関係性の維持やリピートの促進に適している
- 友だち登録してもらえば、直接メッセージを送ることができる
- クーポンの配布やキャンペーン情報の発信などに役立つ
例えば、小売店が「割引クーポン」や「限定商品の先行案内」をLINEで配信すると、再来店率の向上につながります。また、LINE公式アカウントを通じて顧客のサポートやアンケートを実施することも可能です。
LINEは、既存顧客の維持・育成に特化したSNSで、他の媒体と組み合わせることで長期的なファン化を促進できます。
SNS宣伝方法|初心者〜実務レベルまでの基本施策

SNSで自社を効果的に宣伝するには、目的に応じた運用方法を理解することが重要です
ここでは、初心者でも始めやすい「自社アカウント運用」から、短期間で成果を出しやすい「SNS広告」、そしてユーザーの信頼性を高める「インフルエンサーによるPR」まで、初心者から実務レベルまでの基本施策を解説します。
① 自社アカウント運用
SNSによる基本的な宣伝でコストを抑えられる方法が、自社アカウントの運用です。無料で始められ、投稿の内容やタイミングを自社でコントロールできます。そのため、ブランドの世界観を一貫して伝えやすいです。
自社アカウント運用で大切なポイントは、投稿の「設計」と「頻度」です。例えば、週3回の定期投稿を設定し、情報発信・商品紹介・日常風景などのテーマに分けることで、フォロワーの興味・関心を維持しやすくなります。
また、投稿の機能を活用することも効果的です。
| 投稿の機能 | 仕組み | 効果 |
| ハッシュタグ | 投稿をタグで分類する | 検索結果に表示されやすくなる |
| ストーリー | 24時間限定で情報を掲載する | 双方向のやり取りで、信頼関係を構築できる |
| リール・ショート動画 | 縦型・短尺の動画を配信する | 視覚的に表現でき、拡散しやすい |
自社運用は、低コストながらもSNSによる宣伝活動の第一歩です。
② SNS広告
SNS広告は、ターゲット層に対して最短で情報を届ける有効な手段です。プラットフォームごとに広告配信の特徴が異なり、目的に応じて選び分けることで効果を最大化できます。
| プラットフォーム | 特徴 |
| Meta広告
(Instagram・Facebookなど) |
|
| X広告(旧Twitter広告) |
|
| TikTok広告 |
|
また、SNS広告には「獲得型」と「認知型」の2種類があり、組み合わせることで短期的な成果と長期的なブランディングを両立できます。
- 獲得型:購入・問い合わせ・会員登録など、具体的な行動を促すことを目的とする
- 認知型:商品やサービスを知ってもらい、認知度の向上を目的とする
SNS広告は、スピード感を重視した戦略に欠かせない施策です。
③ インフルエンサーにPRを依頼
近年、多くの企業が導入しているのが、インフルエンサーにSNSでのPRを依頼する宣伝方法です。企業が直接宣伝するよりも、影響力を持つ第三者が紹介することで、ユーザーからの信頼を得やすくなります。
特に、購買検討段階にあるユーザーに対して、実際の使用感やレビューが響きやすいのが特徴です。例えば、化粧品ブランドがSNSで美容系インフルエンサーに商品を紹介してもらうことで、「この人が使っているなら信頼できる」と感じるユーザーが増えます。
インフルエンサーの投稿をきっかけに、自社のLP(ランディングページ)へ誘導する導線を設計すれば、購入や問い合わせといった行動へつなげられます。インフルエンサーによるPRは、信頼性と拡散力を兼ね備えた効率的なSNS宣伝方法です。
SNS宣伝で「最短で成果」を出すならインフルエンサー活用が有効
SNSによる宣伝で成果を出すためには、単に自社で発信を続けるだけでなく、第三者による信頼性のある発信を組み合わせることが重要です。特に、インフルエンサーを活用したPRは、短期間で購買や来店のCV率(コンバージョン率)を高める効果が期待できます。
SNSでは、広告よりもユーザーからのおすすめが信頼される傾向が強いです。例えば、人気インフルエンサーが自社商品を自然に紹介することで、「この人が使っているなら良さそう」と感じ、購入意欲が一気に高まります。企業発信では届きにくいユーザー層にもアプローチでき、拡散性の高い投稿によって短期間で大きな反応を得られるのが特徴です。
Cuepid(キューピッド)は、企業とインフルエンサーを「好きな事」や「得意な事」でつなぐマッチングプラットフォームです。登録されたインフルエンサーの中から直接オファーができ、報酬形態も自由で、商品提供のみでのPRも可能です。Instagram公式APIと連携したデータ閲覧やレポート機能を備えているので、低予算・無料からスタートできます。
詳しくは、以下のページをご覧ください。
インフルエンサー活用のやり方と成功のコツ

インフルエンサーを活用したSNSによる宣伝は、単に人気者に紹介してもらうだけでは成功しません。自社のブランドや目的に合ったインフルエンサーの選定から依頼する方法、表現の工夫、効果測定までを戦略的に設計することが必要です。
ここでは、インフルエンサーマーケティング活用の方法とコツを詳しく解説します。
自社に合ったインフルエンサーの選び方
インフルエンサーの選定では、「フォロワー数」だけではなく「相性」も大切です。自社のブランドイメージやターゲット層にマッチした発信者を選ぶことで、より自然で信頼性の高いPRが実現します。
重要なのは、「インフルエンサーが普段発信している内容に、自社の商品・サービスが自然に溶け込むか」という視点です。
- ファッションブランドであれば、普段からコーディネートを紹介しているインフルエンサーを選ぶ
- 飲食店なら、グルメ系やライフスタイル系のインフルエンサーと相性が良い
また、フォロワーの属性(年齢層・地域・興味・関心など)もチェックし、実際に商品・サービスを利用しそうなフォロワーの多いインフルエンサーを選びましょう。
商品の魅力を伝えるための依頼方法
次に重要なのが、インフルエンサーへの依頼方法です。自由度を持たせつつ、ブランドの意図を明確に伝えることがポイントです。企業側の指示が強すぎると広告感が強くなり、フォロワーの共感を得られません。
インフルエンサーはフォロワーとの信頼関係を理解しており、いつもの表現方法で紹介するほうが自然に響きます。
- おすすめの機能や使い方といった商品・サービスの魅力を伝える
- 投稿の文面や撮影スタイルなどはインフルエンサーに任せる
事前にブランドのストーリーや使用感などを丁寧に説明することで、より説得力のある発信につながります。PRに成功するためには、企業とインフルエンサーの協働が鍵です。
「PRっぽすぎない」表現設計
インフルエンサーによるPR投稿の成功を左右するのが、「自然さ」です。近年のSNSユーザーはPR投稿を見慣れており、過度なプロモーションはかえって反感を招くことがあります。
そこで、フォロワーに広告感を与えない表現の設計が必要です。
- 「#PR」タグを付けて単に商品を紹介するのではなく、ストーリー仕立てや実体験の流れを意識する
- 使用前後の変化や日常生活の活用シーンを交えることで、フォロワーが「リアルな口コミ」として受け止めやすくなる
- 写真や動画の過剰な演出を避け、自然光や日常のシーンを取り入れることで、投稿の信頼度が高まる
SNSユーザーのエンゲージメントを高めるためには、「PRっぽすぎない」表現を設計しましょう。
効果測定のポイント
インフルエンサーマーケティングを実施した後は、効果を数値で測定することが欠かせません。測定すべき指標は、「エンゲージメント率」「CV」「UGC」の3つです。
| 効果測定の指標 | 具体的なデータ |
| エンゲージメント率 | いいね数・コメント数・シェア数など |
| CV | 購買数・問い合わせ数・来店数など |
| UGC | 商品レビュー・口コミ・体験談などの投稿数 |
エンゲージメント率・CV・UGCを測定することで、SNSユーザーの反応の質と拡散力を評価できます。
- 投稿への反応が多くても、サイト訪問や商品・サービスの購入につながっていなければ効果が低い
- コメント数が少なくても「口コミ投稿が増えた」「指名検索が伸びた」といった波及効果が見られれば効果が高い
- UGCが増えることで、自然な二次拡散が生まれ、長期的なブランド価値を向上させる
分析ツール(Instagram Insights・Xアナリティクス・Googleアナリティクスなど)を活用し、数値に基づいた改善を繰り返すことで、より効果的な施策が可能になります。感覚ではなくデータに基づいて運用を改善することが、成功に導くコツです。
SNS宣伝を成功させるための運用ポイント

SNSによる宣伝で継続的な成果を出すためには、「発信の一貫性」と「データに基づく改善」が欠かせません。単に投稿数を増やすだけでなく、ブランドの世界観を統一し、ユーザーとの信頼関係を築いていくことが重要です。
ここでは、SNSを運用するときの4つのポイントを解説します。
投稿テーマ・トーン&マナーを統一する
SNSユーザーから信頼を獲得するためには、投稿の一貫性が重要です。投稿のテーマやトーン・マナーを統一することで、ブランドの世界観が明確になり、フォロワーに覚えてもらいやすくなります。
| 投稿のポイント | 具体例 |
| テーマ |
|
| トーン・マナー |
|
投稿の内容やトーン・マナーがバラバラでは、アカウント全体の印象がぼやけてしまい、ファン化が進みにくくなります。統一感のある投稿でユーザーの信頼を獲得することで、ブランド認知の拡大につながります。
ユーザーとのコミュニケーション設計
SNS上の宣伝を成功させるには、ユーザーとのコミュニケーションも重要です。フォロワーと積極的に交流することで、エンゲージメントが高まり、ファンが自然に拡大していきます。
SNSはコミュニケーションの場であり、コメントやメッセージに丁寧に対応することで、信頼関係の構築につながります。
- コメント返信やUGCのリポストで、「ファンを大切にしている」姿勢を伝えられる
- 「#〇〇チャレンジ」「#〇〇のある生活」などのハッシュタグ企画で、UGC投稿を促進できる
ユーザーの自発的な投稿が増えると、企業アカウントからの発信よりも自然な形でブランド認知が広がっていきます。SNS上の宣伝では投稿するだけでなく、双方向のコミュニケーションを設計することが成功への近道です。
データ分析 → 改善
SNS上の宣伝では、投稿して終わりではなく、データ分析に基づいて改善することで成果を延ばせます。各SNSには分析機能(「Instagram Insights」「Xアナリティクス」など)があり、「どの投稿が多く見られたか」「どんな時間帯が反応が良いか」などを分析できます。
SNS投稿を分析・改善する際は、PDCAサイクル(「Plan」「Do」「Check」「Act」)を回しましょう。
- Plan(計画):ターゲット・投稿テーマ・KPI(いいね数・クリック率など)を設定する
- Do(実行):計画に基づいて、画像・動画・テキストを最適化して投稿する
- Check(評価):投稿結果を分析機能で確認し、反応が高い投稿の傾向を把握する
- Act(改善):分析結果に基づいて、次回の投稿の時間や内容を改善する
例えば、投稿のインプレッションやエンゲージメント率を比較すれば、「動画投稿の方が反応が高い」「夜19時台の投稿がクリック率が高い」などの傾向が見えてきます。傾向分析に基づいて、次の投稿の内容やタイミングを調整することで、より多くの成果を得やすくなるのです。
コンテンツカレンダーを作る
SNSを継続的に運用するには、投稿スケジュールの見える化が欠かせません。そのために役立つのが、コンテンツカレンダーです。
毎月の投稿の内容や日程を整理しておくことで、更新が途切れず、計画的な情報発信ができます。
- 曜日ごとにテーマを設定すると投稿内容の偏りを防げる
- 季節イベントやキャンペーン時期をカレンダーに組み込むとタイミング良く投稿できる
- カレンダー共有により連携ミスを防ぎ、運用効率が向上する
コンテンツカレンダーは、SNS運用の継続・品質・連携を支える基盤です。
【事例】SNS宣伝に成功した企業のケース紹介

SNSを活用して宣伝成果を上げている企業は、どのような工夫をしているのでしょうか?ここでは、実際にSNS宣伝で成功を収めた企業の事例をご紹介します。InstagramやX(旧Twitter)、TikTok、YouTube、LINEといった主要プラットフォームの実践例を通して、効果的な施策のヒントをつかみましょう。
Instagram成功例
参考:https://www.instagram.com/p/CgmbNagLjmF/?img_index=4
「古着女子」は、Instagram上で古着ブームを生み出した代表的なアカウントで、フォロワー数30万人を超える人気を誇ります。もともとは趣味として始まった古着投稿のキュレーションからスタートし、現在はECサイトへの誘導を目的とする運用に進化しています。
ターゲットは、「おしゃれ好きな大学生女子」。トレンド感を重視した手書き文字の投稿デザインや親近感を持たせる「編集部の中の人」の見せ方が特徴です。さらに、公式アンバサダー制度でインフルエンサーを起用し、オリジナルハッシュタグ「#フルジョ」によってUGCを大量に創出。リポストされることがフォロワーのステータスとなる仕組みを作り、自然な拡散を促しています。
ストーリーズやインスタライブを積極的に活用し、ユーザーとの双方向のコミュニケーションを強化。ファンコミュニティを形成しながら、ブランドの世界観と購買導線を両立させたアパレル業界で応用可能な成功モデルです。
参照元:
WWD「インスタで20万フォロワーの「古着女子」を生んだスタートアップyutoriの“ミレニアル流”起業法」(https://www.wwdjapan.com/articles/732825)
ビジネスインサイダー「20万フォロワーを抱えるインスタ起業の「古着女子」。ゆとり世代の俺らにしかできないこと」(https://www.businessinsider.jp/article/179847/)
X(旧Twitter)
参考:https://x.com/syunkon0507/status/1709735927927406668
ポッカサッポロフード&ビバレッジは、レモン飲料・スープ・コーヒーなどの製造・販売を行う総合食品メーカーです。X(旧Twitter)を活用した宣伝活動では、高エンゲージメントを目指して季節イベントとインフルエンサー施策を組み合わせています。
例えば、10月5日の「レモンの日」に合わせ、料理コラムニストの山本ゆりさんやイラストレシピクリエイターのぼく・イラストレシピを起用し、「ポッカレモン100」を使ったレシピ投稿を企画しました。
ユーザーが「作ってみたい」と感じる内容で、UGC(ユーザー生成コンテンツ)を誘発。広告を出さずに、300万件以上のインプレッションを獲得しました。X特有の拡散力を活用し、ブランド訴求ではなく「共感」と「参加」を重視する姿勢がファン化につながった事例です。
TikTok成功例
ドミノ・ピザは、宅配ピザを中心に展開する世界最大級のピザチェーンです。TikTokの宣伝では、Z世代を中心に共感と発見を生む動画設計が特徴です。TikTokクリエイターの修一朗とゆうたろうを起用し、それぞれの個性を活かした動画でサービスの魅力を自然に伝えています。
@tuckinshuichiro
参照元:修一朗(https://www.tiktok.com/@tuckinshuichiro)
修一朗は大学生や若手社会人に向けて「お持ち帰り半額™」を日常的なVlog風に表現し、共感を誘発しました。
@yuutarouparkour ドミノ・ピザのピンポイントデリバリーってめっちゃ便利なの知ってる? #ドミノピザピンポイントデリバリー #pr
参照元:Yuutarou/ゆうたろう パルクールの人(https://www.tiktok.com/@yuutarouparkour)
ゆうたろうはパルクール映像を通じて、「ピンポイントデリバリー」を体感的に訴求しました。
いずれも広告色を抑えながら、TikTokならではの「楽しく見て理解できる動画体験」を実現しています。さらに動画はX(旧Twitter)やInstagramにも拡散され、チャネル横断で高いリーチとポジティブな反響を獲得しました。
参照元:MarkeZine「人気TikTokクリエイター×ドミノ・ピザに聞く、TikTokマーケティング成功の秘訣」(https://markezine.jp/article/detail/36276)
YouTube成功例
参照元:森永製菓(https://www.youtube.com/@morinagangel)
森永製菓株式会社は、チョコレートやビスケット、キャラメルなどの製菓を中心に、食品・栄養食品を幅広く展開する老舗食品メーカーです。YouTubeでは、人気チャンネル「おさき日記」とのタイアップで、自社お菓子の魅力を自然に発信しました。
現役中学生YouTuberである「おさき」を起用することで、小学生〜高校生といった若年層への訴求を実現。普段の投稿スタイルを活かした動画の構成で、広告感を抑えつつ親近感のあるPRを行いました。
ターゲット層に親和性の高いインフルエンサーを選定し、商品を「自分ごと化」して見せる戦略が特徴で、購買意欲を効果的に喚起したSNS宣伝の成功事例です。
LINE施策成功例
キリン株式会社は、飲料・食品事業を国内外で展開する大手メーカーです。若い世代の支持を獲得するため、LINEの「スポンサードエフェクト」機能を活用しました。
顔認識エフェクトを用いたフォトキャンペーンを実施し、ユーザーが「#KIRINとサッカー応援」のハッシュタグとともに撮影・投稿できる仕組みを構築。若年層インフルエンサーのゆうこすをキービジュアルに起用することで、年齢層に親和性の高い訴求を実現しました。
本キャンペーンでは約100万回のエフェクト適用と160万のリーチ数を達成し、ブランドの好意度・飲用意向の向上につながりました。
参照元:LINEヤフー for Business「ブランドリフトを実現した キリンのスポンサードエフェクト活用法」(https://www.lycbiz.com/static/jp/case-study/DL-pdf/kirin.pdf)
まとめ

SNSを活用した宣伝では、投稿の「やり方」だけではなく、ターゲット設計や発信テーマを明確にした「設計」が重要です。自社運用だけで成果を出すのが難しい場合は、インフルエンサーを活用して共感を生むアプローチが効果的です。
Cuepidなら、インフルエンサー施策を0円から試すことができ、初めてのSNSマーケティングにも適しています。企業やブランドに適した戦略をスピーディーに立案・実行できます。以下のリンクから詳細を確認できますので、ぜひご覧ください。



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